『ミッドナイト・イン・パリ』(ウディ・アレン)

2012。どうでもいい脚本を書いてそれなりの売れっ子の主人公は、パリで小説を書くことを決意するが、現実家で資産家の娘の婚約者は、ノスタルジー趣味の主人公とはうまく行っていない。主人公の友人であるディレッタントっぽいことを言うソルボンヌ大学の講師とかも出てきて、酔っ払った主人公は、真夜中の鐘と共に現れるクラシック・カーに夜ごと乗り、1920年代のパリへタイムトラベルする。そこではヘミングウェイに書き方を教わり、ガートルード・スタインに作品を批評され、フラッパーな美女と恋に落ちる、という、いかにもウディ・アレンっぽい映画だった。なんかプロデューサーが自分の妹(レッティ・アロンソン)になってから、「売れそうだけど、ちゃんと趣味も出ている面白い映画」を作れるようになってきてて、ここ10年の映画はほとんど外れはないんじゃないかな。全部見ているわけじゃないけど。まだまだ見ていないウディ・アレンの映画があるなんて夢のようです。さらに、まだまだ映画を作ってくれるなんて。

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