『網走番外地』（石井輝男）

1965年。北の果て・網走刑務所に送られた囚人の中にヤクザの高倉健がいて、母と妹のために模範囚として出獄を待つ日々だったが、野外作業のトラックから相棒が脱出したため、鎖でつながれたまま一緒に逃避行をするはめに。北海道の冬景色が美しくて寂しくて最高すぎます。ちょっとカメラぐらつき気味に撮ってるのもいいし、トロッコで逃げるところとか、機関車で鎖切ろうとするところとか、信じられないアクション続いて退屈しない。女性キャラ、一応主人公の肉親関係としては出てきてるんだけど、ヒロインってものがいないんで、映画として鬱陶しくないです（今の視点で）。しかし映画の時代がいつ設定なのか、これだけ見たんじゃさっぱりわからない。

網走番外地 [DVD]