『ダイナマイトどんどん』(岡本喜八)
1978年。昭和25年北九州。ヤクザの抗争にうんざりした組と警察署長との申し合わせで、抗争は休戦、親善のための野球大会をすることになるが、ヤクザなんで試合そのものが殺伐としたものに、みたいな話。この時の試合の球は、多分『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦』(1979年)で戦争中に温存されてた公式球なのかな、と夢想する。話はちょっと長いし、練習風景とか試合展開とか、ヤクザと野球関係者舐めてるとしか思えないヌルい内容にもかかわらず、主役(菅原文太)の恋愛関係とか出さなければならないんで、ちょっと長いですね。あと田中邦衛の無駄遣い。いやもう、この「酒飲みだしたら球がうまく投げられなくなってしまうピッチャー」のネタ、それだけでも見るシーンありますけどね。もう30分ぐらい短くできなかったもんだろうか。
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