『赤毛』(岡本喜八)
1969。幕末、中山道・甲州街道を進んだ赤報隊の先駆けとして自分の村に行った百姓(三船敏郎)がかっこよく暴れて死ぬ。岡本喜八監督の北支戦線舞台にした戦争映画と基本的に変わりないですね。ちょっと火薬の量は少ないけど、八路軍なみに人を使って「ええじゃないか」やらせてる。こういう、人をわーっと動かすのはうまいなあ。やっぱマキノ雅弘直伝ですかね。最後は当時の全学連闘争の敗北みたいな感じで少し暗い。手塚治虫も暗い話を書いていた時代ですか。この翌年、三船敏郎、『座頭市と用心棒』(1970)を岡本喜八監督で撮ります。
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