『78歳いまだまんが道を』ほか

78歳いまだまんが道を

78歳いまだまんが道を

『78歳いまだまんが道を』藤子不二雄A/中央公論新社/1575円)
藤本弘氏とのコンビでペンネーム「藤子不二雄」でデビューを果たして以来、漫画家人生六十年! その途中下車だらけの「まんが道」秘話をユーモアたっぷりに綴る。
 
百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書)

百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書)

『百年前の日本語−書きことばが揺れた時代−』今野真二/岩波書店/735円)
漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある?──百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。その後活字印刷がひろまり、「読み手」が急速に増大したことで、日本語はどのように変わったのだろうか。豊富な具体例を通じて描く、画期的な日本語論。
 『売れる作家の全技術』大沢在昌/角川書店/1575円)
大沢在昌さんが「一人称の書き方」「キャラクター造形」「プロットの作り方」など項目別に、自身の経験も交えながら実践的・具体的に解説。連載時に複数の現役作家からも大きな反響を呼んでいた講座の単行本化。
 
雑誌メディアの文化史―変貌する戦後パラダイム

雑誌メディアの文化史―変貌する戦後パラダイム

『雑誌メディアの文化史−変貌する戦後パラダイム−』(吉田則昭/編 岡田章子/編/森話社/2835円)
週刊誌・女性誌・青年誌・総合誌──世相やライフスタイルと共振しながら時代を作った雑誌たち。戦後文化のメインストリームから00年代のパラダイム転換まで、雑誌メディアの軌跡をたどる。
 『フィデル・カストロ自伝勝利のための戦略−キューバ革命の闘い−』フィデル・カストロ・ルス/明石書店/5040円)
フィデル・カストロが自ら書き下ろしたキューバ革命回顧録。1958年春から、同年8月に革命軍が政府軍をシエラ・マエストラから一掃したラス・メルセデスの戦いまでの経過を、当時のメモや手紙などの資料をもとに詳述。貴重な写真、戦略地図も多数掲載。